小さな世界の外側で ~プロローグ~ [小説:小さな世界の外側で]
ありえないことは、この世にいくつあるだろうか。神様や幽霊の存在、不治の病からの回復。ありえないと思っていることは、ただ自分が知らないだけで、本当はありえるのかもしれない。可能性が0パーセントだと言い切るのは、実はけっこう難しい。
だから、この世界と対になるような、もう一つの世界があっても不思議ではない。こちらの常識は、あちらでは非常識かもしれない。こちらにはないものが、あちらでは当たり前に存在するかもしれない。
今、生きているこの世界が、本物だという保証もないのだから。
小さな世界の外側で ~第1話~
ツイート
タグ:小説
コメント 0